ユーグレナはなぜスーパーフードと呼ばれているの?

ユーグレナはなぜスーパーフードと呼ばれているの?

ユーグレナムシは学名で、通称ミドリムシとも呼ばれています。ミドリムシの方がわたしたちにとってはなじみ深いかもしれませんね。ミドリムシは約5億年前から存在していることが分かっている生物です。具体的に食料としての研究が進んだのは1970年代からになります。

 

虫なのか、と思うと嫌煙してしまいそうですが、ミドリムシは栄養食として優秀な食べ物だと判明されました。実は、ミドリムシというのは虫なのではなく藻の仲間で0.05〜0.1ミリ程度の小さな微生物です。緑色をしていて、光合成をすることによって栄養を作り、鞭毛で水中を自由に泳ぎ回ります。そんなミドリムシには、豊富なタンパク源と栄養素があると判明し、次世代注目のスーパーフードと呼ばれています。肝心の口に入れた時の味ですが、ミドリムシは藻の一種であることから、食べた感じも海藻に似ているようです。日本は島国で海に囲まれて生活をしていることから、ワカメや昆布などの海藻の味に親しんでいるため、味に関してはさほど抵抗感はなさそうです。最近はコンビニに並ぶ食品にもミドリムシが使用されるようになり、少しづつ身近なものになってきています。

 

ミドリムシの中には59種類にものぼる栄養素があり、植物が持つビタミン類と魚などのDHCに含まれる不飽和脂肪酸、水中生物が持つことが多いミネラルなど、動植物両方の栄養素を網羅すると言われています。

 

さらに、ミドリムシ特有の成分として、食物繊維の一種である油やコレステロールなどを吸着し、排出するという特徴を持つパラミロンを含むことも判明し、注目されています。パラミロンはミドリムシだけが持つ栄養素であり、βグルカンの一種です。医薬品などの応用にも期待されている成分で、パラミロンの働きについては、大腸がんの抑制やインフルエンザに効果があると言われさらなる研究が進められています。
また、ミドリムシを一定以上1ヶ月間摂りつづけると、若返りに有用なホルモンと言われているアディポネクチンが増加するとして、ミドリムシは若返り成分としても医学会から注目を浴びています。

 

ミドリムシは単細胞生物ですので、昼の活動としては光合成によって自分で栄養を蓄え、夜になると細胞分裂をして増殖します。微生物ですので非常に適応力が強く、光と水と二酸化炭素があれば育てることができるものです。そのため、その豊富な栄養素と育てやすさから、世界的人口増加による食糧問題を解決するのはミドリムシである、とまで言われており、ここでもスーパーフードとしての役割を期待されています。